著者:Soma(編集:STAFF柿木)
スタッフさんとの会話。私は答えに窮した。 “voke”には「呼ぶ」といった語源がある。類推すれば「呼び醒ます」「想起させる」といったところか。私は今英語を学んでいる為、即座に反応したかった。当意即妙。復習は大事。
喫茶探訪(散歩)サークル初回の目的地は西古松にある「喫茶ホンキートンク」。
県道21号児島線沿いにあるホンキートンク。レンガ造りの重厚な佇まいで落ち着いた時間を過ごせた。
私の小さな頃からずっと存在を認識していたのだけれども、実は一度も行ったことのなかったお店である。空は快晴。冬風のまだ残る天気であった。経路には私の高校時代の通学路が交ざっていた。学校をずる休みするときに寄っていた公園もある。今思い返せば笑い話で済むのだけれども、当時は辛く苦しんだ思い出が甦る。喫茶店内はどこか懐かしさの残る老舗喫茶であり、さまざまな年代の方がくつろいでいた。美味しいキリマンジャロを頂きながら、勉強している内容や考え、相手の学んでいる内容2を共有した。他愛ない話もしたが、自身の思考が整理されたのを感じた一日となった。
手前:キリマンジャロ 奥:マンデリン
店内風景:家具や照明、調度品からは統一された色調を感じる。
第二回の目的地は東古松にある「COFFEE18BANKAN」。
空は曇りであったが、風に春の匂いを感じた。経路に大供を通った。以前と比べて並びのご飯屋さんが変わっているような気がした。喫茶店内は純喫茶であり、近所の年配のお客さんが多そうである。魚拓が飾ってあったり、ポーカーのテーブルがあったり、店とお客さんの紡いできた歴史を感じる佇まいである。
ポーカーゲームのテーブル。以前は稼働していたが現在は遊戯不可。残念。
優しい味のカフェ・オーレを頂きながら、映画や勉強の話をした。店の奥さん曰く、チェーン店や個人のお店が増え、なかなか大変なようである。街並みも知らぬ間に変わりゆくものなのかもしれない。帰り路に岡山大学鹿田キャンパスの中をこっそり通った。友人や知り合いが数多く学んでいる場所ということもあり、自身の将来の展望を見直すいい機会となった。
今回は2月~3月上旬の計2回であるが、喫茶を探訪する中で、話す内容が何であれ、自身の思考に深みが増したり、将来や今の立ち位置が明瞭になったのを感じている。まさに記憶の想起である。もちろん散歩3すること自体が体にもいい影響を及ぼしているのもある。学びということにおいて如何に復習するか、アウトプットするかが度々話題になるけれども、人と話をするというのも一つの選択肢に成り得るのではなかろうか。(終)