皆さんこんにちは!スタッフの柿木です。今回は2019年の簿記サークルの活動成果を書きたいと思います。
2019年の3月に「岡山スタジオ 簿記会計サークル」を発足し、今年1年間は簿記会計の基礎を勉強するのが私の目標でした。元々、2018年から公認会計士の勉強をされていた会員さんとの交流の中で、簿記や会計の勉強に興味を持ったことがきっかけとなり、まずは6月の3級試験に向けてサークルを発足させました。
その際には3名の会員さんがサークル活動に参加してくださり、4月~6月の試験日まで毎週1回以上の定期活動(問題演習をする日を設定)を行いました。その甲斐あってか、3級を受験したメンバー3名中2名が初受験で合格となりました。残念ながら不合格となってしまった会員さんは「お店のオープン準備などで十分な学習時間が取れなかったのが理由。次はしっかり勉強して臨みたい」と仰っていらっしゃいました。
簿記3級の学習に使用したテキスト。この2つでしっかり勉強できました。
簿記3級の受験を終え、7月よりサークル活動は一時的に休止状態に。その間、11月の2級受験に向けて一緒に勉強してくれる方を探したところ、今回一緒に受験して下さった方が入会して参加してくれることになりました。
新メンバーの方は、数年前に3級と2級を同時受験し、3級は合格、2級は不合格となっていたため、今回再度2級合格へ向けて勉強を再開して下さいました。今回も受験日までの勉強時間は3か月という事で、新たに工業簿記も追加された中、計画的に勉強に取り組みました。
2級の勉強も引き続き3級と同じシリーズのテキストと過去問&予想問題集で学習しました。
今回は3級学習時に比べて内容は2倍(商業・工業)、期間は同じ3か月というタイトなスケジュールという事もあり、毎週欠かさず活動するようにし、疑問点や不安点が残っている場合は定期活動以外の日にちでも集まって勉強に取り組みました。
3級の下地がある分、内容の理解は前回より幾分スムーズでしたが、11月に入って受験直前まで、過去問に取り組んでも70点の合格ラインに届かない回があるなど、演習量の大切さを感じもしました。
そして試験本番。出来ることをしっかりやろうという気持ちで臨みました。
今回の試験の細かい特徴などは割愛しますが、中々にハードな設問があり、試験全体のバランスを考えて、その問題へどれぐらい取り組むかというのも合格ラインを上回る点数を取るには重要だったかもしれません。
私の自己採点では、合格ラインギリギリぐらいの点数になっており、1つでも記述ミスなどがあった場合は不合格になっていてもおかしくない点数でした。その分、発表時に合格が確認できた時はとても嬉しかったです。また一緒に受験したサークルメンバーの方も無事合格されており、今回は2名受験で2名合格とこれ以上ない結果となりました。
さて、今年1年の簿記の勉強を振り返って私の体験から感じたことを以下に書き出してみます。
・簿記3級、2級の独学での合格は可能であるということ。
・ただし、(当たり前ですが)きちんと時間を取って勉強しないと合格ラインには簡単には届かないこと。
・計画的な学習&自分の理解度をチェックする「学習環境の整備」が独学には何より重要であること。
上記3つは合格に対して、個人として意識しておくべきことだと感じました。
加えて述べるなら、私達が幸運だったのは、今年の勉強カフェの会員さんは簿記・会計系の勉強をされている人が多く、公認会計士、税理士、簿記1級といった更なる上級資格に取り組んでいる方が身近に居て下さったことですね。そういった方々から多くのアドバイスを頂き、勉強のモチベーションアップが出来たことや、簿記会計のネタ知識などを多くお話しできたのがありがたかったです。
さて、今回2級を合格した2名は今後、2020年夏の税理士試験に向けて勉強を継続しようと考えています。私の簿記3級、2級の経験で良ければ、学習計画の立て方や問題の解き方などお伝えできる事はあるかなと思いますので、これから簿記や会計の勉強をしてみたいとお考えの方は、是非勉強カフェ岡山スタジオの簿記会計サークルに参加してくださいね。
皆様のご参加をお待ちしています。