こんにちは!スタッフの柿木です。
2023年も残り少しですね。今年も司法試験合格、公認会計士合格、税理士科目合格などなど、多くの方の目標達成に寄与できたことを大変嬉しく思います。
また、これから始まる大学受験につきましても、残りの期間受験生の皆様にはしっかりと集中して取り組んでいただけるよう、サポートしていきたいと思います。
さて、今回の記事タイトルは『ニューノーマル』の中で活躍する人の特徴です。
『ニューノーマル』とはそもそも何か?ですが、今回は「chocoZAP」さんや「勉強カフェ」が取り入れている「無人(ノースタッフ)営業」の利用者様に観点を当てながら、スタッフとして発見したこと等、以下書いていきたいと思います。
無人営業というと、過去には野菜などの食べ物の無人販売といった「必要なものを自動販売機のように買う」といった形態が一般的でした。しかしコロナ禍以降、非接触営業を実現するための決済技術、スマートロック技術の導入や会員制度の有効活用により、「ジム」や「自習室」といった利用者が店舗に滞在する形態のビジネスにおいても、ノースタッフタイムを導入しながら利用者様には今までよりも低価格・長時間サービスを享受してもらえるという事業形態を実現出来ました。
無人営業によるメリット、デメリットは様々ありますが、ここでは「『ニューノーマル』の中で活躍する人の特徴」として、スタッフ目線での「新しい環境の中でデメリット部分を相殺しつつメリットを増幅することが出来る人の特徴」を見ていきたいと思います。
特徴①「モラルが高くサービスに対して協力的である」
私達のサービスは「勉強カフェ」という月額制の自習場所の提供ですが、利用者の皆様が快適に勉強に集中する為には、安全で居心地の良い空間であることが大前提です。例えばスタッフなどの管理者がいるから節度を守るのではなく、ノースタッフタイムにおいても、周囲の利用者(勉強仲間)に対して気配りが出来る方が多ければ、それが利用する皆様の満足度の向上に繋がります。
サッカーの国際大会等ではしばしば、日本人選手やサポーターの礼儀正しさ、マナーの良さがニュースとして取り上げられますが、こうした習慣は外部の方から賞賛を得るだけでなく、自分達自身にとっても取り組みの成果を上げる上で大きな効果があると思います。
特徴②「周囲の方との交流において、自発性、贈与性が発揮されている」
「勉強カフェ」ではスタッフが主催となった交流イベントの実施などの他に、取り組んでいる勉強内容などを記載した自己紹介カードの作成、交流ノートへの参加、目標達成後の報告シートの作成などを会員様に提案しています。こうした取り組みに積極的に参加して下さる方は、他の利用者の方との繋がりを得やすいのに加え、自身が習得した知識や勉強時の工夫などを伝えるといった「贈与性の高さ」も見受けられます。
積極的な自己開示で周囲の人に、関わりやすさ・親しみやすさを感じさせ、自身が勉強の過程で身に付けたことなどを惜しみなく伝えることで信頼も高まる。こうしたことが習慣になっている方は強いですね。
さて、以下は上記特徴をお持ちの方に「勉強カフェ岡山スタジオ」が提案したことを記載します。
まず、気軽に利用できるジムとして昨今利用者数を伸ばしている「chocoZAP」さんの取り組みの中に「フレンドリー会員制度」というものがあります。利用会員の中から清掃や軽作業を協力的に行ってくれる方を募り、その分会費を割り引くというフレンドリー会員制度ですが、勉強カフェ岡山スタジオも以前に、会員様同士の交流会や勉強に関するイベントなどを定期的に行っていただけることで会費を割り引くという「アンバサダー会員制度」を設けていました。
新型コロナの影響で交流イベントの開催等が出来なくなり、しばらく対象者のいなかった「アンバサダー会員制度」ですが、この度『ニューノーマル』である無人営業に対応した「新たなアンバサダー会員制度」を開始しました。
ノースタッフタイム時におけるドリンクの補充や清掃といった作業を、上記特徴をお持ちの協力的な会員様に提案させていただき、実施して下さる場合はこちらの提示する基準に応じて会費を割り引くという形で「新たなアンバサダー会員契約」を開始させていただきました。こちらはまだまだ手探りの中での試みですが、長期的な信頼関係を築けるコミュニティ型ビジネスの一形態として、発展させていけたら良いなと考えています。
今後の社会では様々な場面で人手不足がより深刻になっていくことが予想されます。そうした環境の中で、持続的なコミュニティ・サービスの実現、利用者の満足度向上のために、事業者と利用者双方が上手く協力し合えないかという観点はより重要になってくるでしょう。そうした次の環境の中で活躍できる人、中心になれる人は、実は日本が昔から大切にしてきた礼儀正しさや友好的な姿勢を身に付けている人であり、事業者側もそうした人に報いることで今後の社会の課題解決に繋がるのではないかと思います。