勉強カフェ岡山・読書会記録2017 vol.2

勉強カフェ・新読書会
今回は2017年2月に行った読書会の記録です。

2月の読書会は西大寺の「はだか祭」と日時が重なっている事などもあり参加者が2名と小規模でしたが、その分じっくりと話が出来ました。

話題にした書籍はこちら。

 

・『「せんねん灸お灸ルーム」の自分でできるはじめてのお灸』阪口珠未

・『十七歳だった!』原田宗典

 

この回は「お灸」の本と「青春時代の懐古エッセイ」本とい
私たちの日々の暮らしに近い内容の本でした。

「お灸」では、肩こり、眼精疲労、冷えといった諸症状に悩まされていた発表者の方がこの本に出会い、実際にお灸に取り組んでみることで改善が感じられたことを教えてくれました。手足の末端の冷え性や、デスクワークからくる肩こり、腰痛などに悩まされている人は多いのではないでしょうか。発表者の方はその他にも、体内からの冷えを誘発しない食品の摂取や、体のツボなどを教えて下さりました。

読書会というと私たちは文学作品や学術書などをイメージしがちですが、この様な生活に密着した内容の本の紹介、また実践者のお話を聞けることはありがたい機会だと感じました。

 

「十七歳だった!」の方は高校生時代を岡山で過ごされた著者、原田宗典氏の青春時代の懐古エッセイという内容です。今からはもう40年も昔の岡山の風景や文化が著者の記述から垣間見え、懐かしくも異国のような雰囲気を感じながら読むことが出来ます。一方で十七歳だった!というタイトルの響き通り、その当時の著者達にはまだまだ未熟ながら精一杯生きている青年特有の愚かさ、愛らしさがあります。また原田宗典氏には原田マハさんという妹さんがおり、彼女もまた岡山を舞台にした「でーれーガールズ」という小説を執筆しています。こちらは数年前映画化され、岡山で先行上映などが行われたのでご存知の方もいらっしゃるかなと思います。岡山ゆかりの作家の方々なのでご縁があれば読んでみて下さい。

 

以下、本読書会の基本情報を掲載します。

勉強カフェ岡山スタジオで開催している読書会は、それぞれの方がお好みの本を持ち寄り、自由に紹介していただくという形式をとっています。他の参加者の方との雑談を通して、新たな価値や自分の今までの認識を発見するといった側面に重きを置いています。
今までの読書会では、海外文学小説、日本現代小説、エッセイ、人文系哲学新書、科学エッセイ、ビジネス実用書などが紹介されました。参加者の方は、特定のジャンルの本の紹介をしていただいてもよいですし、或いは多様なジャンルに挑戦してみても面白いかもしれません。

書籍の内容紹介、人に感想を発表するなんて大変だ、とお思いの方。

私達も手探り状態で読書会を開いていますので、まだまだ正解はありません。初参加の方も他の方の発表をみて学び、気軽に意見を交換してみましょう。

皆様の参加をお待ちしています。

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開催日時: 19:00~22:00の間で2時間程度 毎月第3・4週の平日開催
開催場所:勉強カフェ岡山スタジオ内セミナールーム
定員:5名程度
参加費:会員、非会員とも無料(ただし非会員の方は時間分の勉強カフェビジター料金1,080円を頂きます)