(画像はハラス&バチュラーによって1954年に製作された「動物農場」アニメーションの一場面です)
皆様こんにちは、勉強カフェ岡山スタジオスタッフの藤田です(^^)
今回は先日開催した「第3回勉強カフェの読書会」の活動報告をさせていただきます。
3月3日(日)15時~ 岡山スタジオのイベントルームにて読書会を開催しました。今回は男性2名・女性4名の計6名での開催でした。内容としては、
(1)課題図書 「動物農場」ジョージ・オーウェル 感想意見交換
(2)参加者全員のおすすめ本紹介
(3)次回課題図書の選定
といった感じでの進行でした。
まず今回の課題図書「動物農場」は権力構造に対する痛烈な批判を寓話として描いた風刺文学で、有名な「1984年」と並ぶオーウェルの代表作です。
文庫版で約150ページの短い作品なのですが内容は非常に濃く、それぞれの登場人物(登場動物?)にモデルが存在しているので史実と照らし合わせながら読むとより理解が深まります。
今回は参加して下さった会員さんの中に国際社会に詳しい方がいらっしゃったので、本の内容だけでなくこれまで起きた国単位での事件や昨今の国際事情についてなど幅広く議論が展開し時間が全然足りないほどでした。私自身は歴史にも社会学にもまったく明るくは無いのですが、これまで無知が故に興味を持てないでいた分野についてわかりやすく解説していただき、今後の学びのきっかけになる時間となりました。
そして次に参加して下さった会員さんのおすすめ書籍紹介に移り、こちらも普段自分では手に取らないような、しかし大変興味深い書籍をたくさん教えていただきましたので皆様にも簡単にではありますが紹介いたしますね(^^♪
「絵を読み解く絵本入門」 藤本朝巳・生田美秋
どのようにして「絵」を読むのか。そのための理論と分析を海外、日本の作品の読解を通して体系的、網羅的に分かりやすく解説してくれています。
「羊と鋼の森」 宮下奈都
ピアノの調律に魅せられた一人の青年の、調律師として、そして人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った長編小説。2016年本屋大賞1位。
「アルケミスト 夢を旅した少年」 パウロ・コエーリョ
羊飼いの少年サンチャゴが夢を追いかけて旅に出る。さまざまな出会いの中で生きるための知恵を学んでいく少年。読む者にたくさんのメッセージを与える物語。「世界で最も読まれた本ベスト10」第5位。
「猫を抱いて象と泳ぐ」 小川洋子
無垢な魂を持ったひとりの少年が、いつしかチェスの盤面に無限の宇宙を見出し「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出す…。小川洋子の到達点を示す傑作。
「イラン人は面白すぎる!」 エマミ・シュン・サラミ
吉本所属の芸人さんが面白おかしくイラクという国やイスラム教を解説。読み終えたころには今まで持っていたイメージが180度変わっているかも!?
「資本主義と自由」 ミルトン・フリードマン
ジョン・スチュアート・ミル『自由論』、フリードリッヒ・ハイエク『隷従への道』と並ぶ自由主義(リバタリアニズム)の三大古典の1冊。多くの復刊希望に応えての画期的な新訳で、リバタリアンの真髄が手に取るように理解できる名著。
「仁義なきキリスト教史」 架神恭介
エンタメで学べる画期的キリスト教史入門。イエスの活動、十字軍、宗教改革…。キリスト教二千年の歴史が果て無きやくざ抗争史として蘇る!
以前から気になっていたものもあればまったく知らなかったものまでバラエティに富むラインナップで、これから読んでいくのが楽しみで仕方ありません!
(さっそく1冊読み終えたものもあります(^^))
そして最後にこちらのオススメ書籍の中から皆さんの意見を伺いながら次回の課題図書を
「イラン人は面白すぎる!」に決定しました。
紹介して下さった会員さんが何カ所か抜粋して音読して下さったのですが、それだけで笑いが起こってしまうほどだったので実際読むととっても面白いんじゃないでしょうか。
次回の勉強カフェの読書会は4月21日(日)13時半~開催します。
興味を持たれた方は是非勉強カフェ岡山スタジオまでお尋ねくださいね!